2024/03/19 14:35

久しぶりの更新になりました。


今日は、当工房で使用している革のナチュラルマーク、傷や色むらがあることについて、少しお話しします。


まず、当工房では天然皮革、牛を植物のタンニンでなめしたヌメ革を用いて革小物を製作しています。

これが半裁といって、牛を背中で割ったもの。

牛の右側半分になります。


食用にする牛の食べない部分、皮を加工して、革になります。

元々生きている牛ですから、ぶつけたときに出来た傷もあれば、首元・肩まわり・お腹などシワもあります。

革に加工した時に、元々あったものはそのまま残ります。


血筋

皮膚が薄い部分や皮膚のすぐ下にあった血管が痕になったもの


トラ

元々生きている時からあったシワ。肩や首周りに多い



製作する時に、大きな傷や色むらなどは裁断時に避けます。しかし、血筋(血管のあと)やトラ(シワ)で個性的な柄として活かせるようなものは、使用しています。


このように、新品でも全く同じ色で均一なものにならない事、ご了承くださいませ。